同じ水でも国によって違う事・・・

いつもゆっくりと時間が取れるのは、定休日の水曜だけ

伝えられる事は、今のうちに伝えておこう。

昨日、今日と無事に滋賀に戻ってきてからのメインのお仕事は

新艇の・・・特に国内初上陸のモデルの耐久試験。

少しでも、実際のコンディションに合わせて耐久を行う為

当日、休みだったこのボートの「オーナー」を引っ張りだして、

ガソリン満タンで沖に向かう。
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慣らしの為、ひたすら低速でのスロー走行を繰り返すのが

嫌になる位の荒れっぷり、北に向かえば波高80cmを超える

ウネリが押し寄せてきます。

そんな状態だとは、西岸にあるビーフリークは風裏で解りにくい。

山の下湾を出ると良い感じに、うねってくれていますが

もうこうなると、引き返せません。

「PANTERA CLASSIC Mercury ProXS200」

3000rpmも回さないでも、瞬殺プレーニング。

そこから、スローに落として(2000rpm~2500rpm)波の合間を

慣らし運転を繰り返す。
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この状態を繰り返して、北へ南へを繰り返して・・・

オーナーへバトンタッチ。
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私もそうですが、このオーナーもCHAMPION乗り。

バウが上がって、プレーンするCHAMPION。

走行中も、常にバウが目線の位置にくるので、それが

バスボートだと思考回路にインプットされているんですね。

オーナーの操船で一番最初に気になったのは、

トリムを上げ過ぎている事。

これだけ荒れていると、スロー走行をするとバウから

刺さりそうに感じる。
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その為には、どうしてもトリムを上げてバウを上げようと

するのが、船長としての本能ですね。

「バスキャット」は基本、一部モデルを除いては

バウが大きくは上がりません。

どちらかと言うと、「RANGER BOAT」寄り。

この「パンテラクラシック」はリアにガソリンタンク仕様。

リアタンクにガソリンフル(100Lオーバー)でも、実際に

乗ると、バウは意外と浮きません。

なので、どうしてもバウを上げようとすると、トリムを

上げたくなってきます。

その状態でトリムを上げ過ぎていれば、どうなるか??

北風が強く吹く状態で、琵琶湖大橋向けて3000rpm~4000rpmで

気持ち良く、オーナーが船を走らせていると、波に煽られ

バウが持ち上がった瞬間に突風が吹き抜け、二人の目線の先には

空が見えました。

流石に、「オーナー」にご指摘をさせて頂きました。

「トリム上げ過ぎ!」

まぁ、良い耐久試験です(笑)

十分にエンジン温まったので、操船を変わって貰い

瞬間だけ、回せる範囲で高回転域まで持って行きます。

そう、これだけ荒れていると同船者にとっては

「安全装置の無いジェットコースター」

に乗っている気分になります。

 

やっぱり思う事「水が重い」

 

アメリカの「デグレイ湖」「ブルショールズ湖」

で操船して感じた事は・・・「水が軽い」

抜けが良いんですね。

アーカンソー州の、そのフィールドだけが、そうなのかも

知れませんが・・・・

クーガーやプーマのセッティングをしていても、感じる

その「重さ」=「水の粘度」

 

特に、夏場の最高水温期ではTOPスピードが伸びにくく

感じませんか?

 

それ以上に感じるのは、やっぱり「アメリカと日本」では

水が違うのでしょうかね!?

 

パンテラクラシックの走りは、店主はアメリカで経験済みですが

上記の「水の重さ」以外は、全く同じ走りをしてくれ

波の当たりをどこで受けるか?それを理解出来れば、波高80cmを

超える様な、ウネリでも他のボートより、ソフトで

何よりも、4000rpm以上の回転域で誰でも上手く走れてしまう

ポテンシャルがあるボートです。

走りだけでなく、ワイドデッキで極端にバウが上がらない

モデルなので、釣りがしやすい。

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この波高でも、バウを叩きつけるような動作は全く無いんですね。

更に言えば、バウが上がっていない分、キールがしっかりと

水面に接してくれているので、風でバウが流れず

横流し(ドテラ流し)も非常にしやすく、

エレキでのコントロールが非常にしやすいボートになっています。

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ケビンが語ってくれたのが、今年の5月。

 

そして、ポテンシャルを目にして、実際に走らせたのが

この動画を撮った7月。

ようやく日本に到着して、こうやってオーナーと一緒に

シェイクダウンさせて、琵琶湖を走らせる。

感慨深い物が有りますよね。

 

「水の重さ」は店主の主観ではありますが、これからどうやって

このボートを煮詰めて行くのか?「ワクワク」が止まらない。

このパンテラクラシック&オーナーは「BATNET 第二戦」が

本当のデビューになりそうですね。
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